私たちのプロジェクトは、医療福祉施設の中に癒しの技術を持ったセラピストが、美容(メイク・ネイル・アロママッサージ等)を提供して、手の温もりと心のケアを重視した「ハートケア活動」を行うことです。
私は市内の総合病院で看護師をしています。その経験を通し思うのは、医療は「愛ある手当て」だと思うのです。人は人が優しく手を当てるだけで安心します。それが「手当て」です。しかし、実際の医療の現場では、医療者が「触れ合う」「寄り添う」その大切さを理解していても十分な時間をかけて向き合うことは、必ずしも容易なことではありません。
そこで、癒しの技術を持ったセラピストが加わり、病院や施設の中で患者様やご家族、医療従事者にメイクやアロママッサージなどの手法を活かした「手当て」を行い、癒しや安心感、喜びや感動を感じ、笑顔をお届けすることも医療のひとつだと思っています。
肌に触れるという感情的な効果とその価値は計りしれません。
肌を意識することは、自分自身をケアすることに繋がります。
私たちは手を通して愛情を伝え、ほんのひとときでも目の前の誰かの身体と心の癒しに繋がればと思っています。
また、近い将来、癒しのセラピストが、医療現場でも必要とされ、医療者とセラピストが一緒となって働ける日が、いつかきっと来ると思います。
その実現を目指して、一歩ずつ前進します。
代表理事 : 花村 茜